マンジャロとは
2020年に厚生労働省の承認を受けたマンジャロは「GIP/GLP-1受容体作動薬」という新しいタイプの2型糖尿病の新薬です。
マンジャロをお勧めの方
- 食事の制約など自力ではなかなか続かないが、ダイエットを継続したい方
- 内臓脂肪が多い方
- 時間が取れない等の理由で運動不足になり、体重が増加傾向の方
使い方
当クリニックでは、初回は採血を行い、数日後に血液検査結果が出ますので、マンジャロを使用して問題が無いかの確認をさせて頂きます。
マンジャロは体重減少効果が強いため、採血データの結果次第では、他の方法をお勧めすることがあります。
採血データ、既往症に問題が無ければ、1週間分の1本単位でご案内します。
※マンジャロの使用は、採血結果を確認後にご案内しております。
数に限りがありますので、最大で1か月分(4本)までのお渡しとなります。
また、1週間に1度だけご自身で簡単なキットを使って自己注射をして頂きますので、初回は看護師による注射の打ち方指導をさせて頂きます。
週に1回、2.5mg~5mgを皮下に注射します。
「アテオス」という1回使い切りの注射器に薬剤が入っております。
簡単に注射が可能で、痛みもかなり少ないです。
2.5mgで開始し、4週間後に5.0mgに増量します。
作用効用
GIPとGLP-1は血糖値を下げる働きのあるホルモンです。
小腸に食べ物が流れてくると、GIPとGLP-1は小腸で分泌された後、血液中を流れて膵臓へと辿りつきます。
GIPとGLP-1は膵臓に働きかけてインスリンの分泌を促進し、血糖値を低下させます。
血糖値が高いときにだけ働くため、副作用である低血糖が起こりにくいといわれています。
このようにGIP/GLP-1は主にインスリンを分泌させて血糖値を下げる働きのあるホルモンです。
どちらも体の中で自然に作られるホルモンですが、通常はすぐに分解されて効果を失ってしまいます。
マンジャロはこれらのホルモンの働きが長く続くように作られた薬です。
GIP/GLP-1に作用するマンジャロは、「過剰な食欲を抑える」、「満腹感が持続する」、「脂肪を分解しやすくする」、「インスリンを働きやすくする」
などの働きによって効果的な減量が期待できます。
副作用
- GLP-1受容体作動薬の適用は、あらかじめ肥満治療の基本である食事療法、運動療法を十分に行ったうえで効果が不十分な場合に限り考慮すること。
- 下痢、悪心、腹痛、食欲減退といった症状が出ることがあります。
ただし、使用に伴って症状が軽減されることが一般的です。 - 重度の胃腸障害 (胃潰瘍、炎症性腸疾患など)、膵炎や甲状腺疾患の既往、低血糖を起こす可能性が高い方
費用
料金 | |
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1本(1週間分) 2.5mgキット | 10,000円(税込) |
1本(1週間分) 5.0mgキット | 15,000円(税込) |